わたしは、キリストとその復活の力とを知り、その苦しみにあずかって、その死の姿にあやかりながら、何とかして死者の中からの復活に達したいのです。フィリピ3:10~11

ここでパウロは、キリストを知ると述べていますが、キリストを知ることについて、ヨハネによる福音書17章3節には「永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。」と言われています。

イエス・キリストを知ることはそのまま永遠の命なのだといわれているのです。キリストを知るということは、本を読んだり頭で考えるだけでは(それも大切なことではありますが)、それだけで走ったということはできません。それは、「キリストとその復活の力とを知り、その苦しみにあずかって、その死の姿にあやかりながら、」と言われているように、私たちが実際に経験すること、生活をする中で教えられていくということも大切なことです。

ここに述べられている順序にも意味があります.クリスチャンはまず、復活したキリストに結ばれることによって、その新しい命と力を体験し、日常生活が信仰に根差してものに代わっていくのです。その結果、キリストや弟子たちがそうであったように、世の人々から反対されてキリストの苦しみに与るようになるのです。

祈り

天の父なる神様、主イエスの弟子たちも復活のキリストとの出会いによって、この方こそが真の救い主であることを確信させられるようになり、心の平安が与えられ、大胆に福音を伝えるものとされていきました。私たちもキリストの弟子として歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。