1:5 ユダヤの王ヘロデの時代、アビヤ組の祭司にザカリアという人がいた。その妻はアロン家の娘の一人で、名をエリサベトといった。
1:6 二人とも神の前に正しい人で、主の掟と定めをすべて守り、非のうちどころがなかった。
1:7 しかし、エリサベトは不妊の女だったので、彼らには、子供がなく、二人とも既に年をとっていた。
ヘロデ大王はユダヤ人ではなくイドマヤ人でしたが、イスラエルの地方を治める王として君臨していましたが、彼は10人の妻を持ち15人の子供を持っていたと言われています。
ヘロデ大王は、自分の意にそわないものは家族といえども殺害するような人でした。そうした闇の世の中に、ザカリヤ(神は力の意味)とエリサベツ(神は誓いの意味)という神に聞き従う人がいました。
二人ともすでに高齢になっておりましたが、彼らには子供がありませんでした。
神様は、すべてを与えません。私たちはあれもこれもと思うかもしれませんが、神様は必ず欠けるものを与えて下さって、私たちがそれによって神に心を向けたり、謙遜にさせられるのです。
欠けたものがあっても、神と共に生きる人は神によって与えられる愛の交わりを経験することが出来、その心が満たされていくようになるのです。
祈り
天の父なる神様、暗闇の社会の中にあっても、ザカリヤとエリサベツのように、あなたは必ず神を求め神と共に歩もうとする人たちを与えていてくださいます。私たちもあなたと共に歩むものとならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。