2:1 イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、

 

「イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。」と言われています。これによってイエス・キリストがどの時代にどこでお生まれになったのかということが分かります。

 

ヘロデがユダヤの王であったのは、紀元前37年から紀元前4年まででした。イエス様がお生まれになったのは、ヘロデがユダヤの王として君臨していた最後の頃、紀元前6年頃であると考えられています(2:16参照)。

 

ベツレヘムでの誕生という事については、ミカ書51節に、「エフラタのベツレヘムよ/お前はユダの氏族の中でいと小さき者。お前の中から、わたしのために/イスラエルを治める者が出る。彼の出生は古く、永遠の昔にさかのぼる。」という預言の成就といえます。

 

このように、約束のメシアであるイエス・キリストについての預言が、旧約聖書にはたくさんあるのですが、それらの預言がそのみ言葉の通りに実現されていることに、神がその約束に忠実であられること、全能の神であることを教えられます。

 

祈り

 

天の父なる神様、きょうもあなたの御手のうちに支えられ生かされている恵みを感謝いたします。あなたの御心を求めて歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。