10:18 自己推薦する者ではなく、主から推薦される人こそ、適格者として受け入れられるのです。
この当時のパウロを取り巻く人々の中にも、「自己推薦する者」たちがいました、偽使徒たちはその典型的な例でしたが、イエス様がおられた当時も、ファリサイ派の人々や律法学者など宗教や政治の指導的な立場に立っていた人たちは、わざわざ通りの辻にいて、多くの人々に見せびらかすように長い祈りをささげていたようです。
会合や宴会に招かれたときには自ら上席に座って、自分たちが立派な人物であることを吹聴するようなものでした。今日の私たちが住むこの社会においても同じような人たちがいることが分かります。
けれども、聖書が教えているのは、「推薦する者ではなく、主から推薦される人こそ、適格者として受け入れられる」ということです。自己推薦ではなく神様から推薦される者となる、私たちの思いと行いをこのような基準に基づいて歩み続けたいものです。
祈り
天の父なる神様、自分自身を自分の主人とするようなあり方ではなく、実際に私たちの造り主であり助け主であるあなたが願われるような考え方、生き方をしていくことが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。