人は目に映ることを見るが、主は心によって見る。第一サムエル16章7節
「人はうわべを見るが、主は心を見る」
この聖句は、新改訳の方が分かりやすいですね。私たち人間の場合は、例えば、人種、民族、国籍、境遇、地位、財産、学歴、容姿など、うわべで人を見て判断することが多いものですね。いわば見た目で判断してしまうことがよくありますが、神様はその人の心をご覧になるというのです。
生まれたからこのかた、私たちは、子供のころから今に至るまでに、知らず知らずのうちに、人を判断するすべを身に着けてきています。育った環境や影響を受けてきたものによって、それぞれに価値観や人生観も異なりますから、人を判断する場合も、それぞれに異なります。
判断する基準も、自分自身を振り返ってみても移り変わることもあるのではないかと思います。人間の判断は、主観的なものです。しかし、神の判断は、絶対的な、普遍的な基準のうちに、正確になされるものです。
祈り
天の父なる神様、あなたは私たちの心をご存知で、私たちの内なる思いのすべてをご存知です。あなたの前にも、自分自身に対しても、他の人々にも正直に生きるものとならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。