16:31 二人は言った。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」

 16:35 朝になると、高官たちは下役たちを差し向けて、「あの者どもを釈放せよ」と言わせた。

 16:36 それで、看守はパウロにこの言葉を伝えた。「高官たちが、あなたがたを釈放するようにと、言ってよこしました。さあ、牢から出て、安心して行きなさい。」

 16:37 ところが、パウロは下役たちに言った。「高官たちは、ローマ帝国の市民権を持つわたしたちを、裁判にもかけずに公衆の面前で鞭打ってから投獄したのに、今ひそかに釈放しようとするのか。いや、それはいけない。高官たちが自分でここへ来て、わたしたちを連れ出すべきだ。」

 

「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」この事実こそが福音です。私たちにとってのこの上なき良き知らせです。

 

看守の家族たちはパウロたちの言葉を聞いてイエス・キリストを信じて救われたのでした。イエス・キリストによってもたらされた福音以外のものは、いずれのものも私たちを罪と死の中から私たちを救いうるものはないのです。

 

パウロは、ローマ書7章の終わりのところで、「7:24 わたしはなんと惨めな人間なのでしょう。死に定められたこの体から、だれがわたしを救ってくれるでしょうか。わたしたちの主イエス・キリストを通して神に感謝いたします。」(ローマ7:24~25)と告白していますが、死に定められてしまっているこの体を救ってくださるのは神以外にはないのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、行いによって自らの罪と死の問題を解決することが出来ない私たちのために、イエス・キリストを遣わしてくださった恵を感謝いたします。この福音の恵みのうちを歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。