10:34 「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。
10:35 わたしは敵対させるために来たからである。人をその父に、/娘を母に、/嫁をしゅうとめに。
10:36 こうして、自分の家族の者が敵となる。
イエス様は、「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。」と言われました。このようなみ言葉を読むと、多くの人は意外に思われるのではないでしょうか。
旧約聖書のミカ書7章の初めに次のようなみ言葉があります。「主の慈しみに生きる者はこの国から滅び/人々の中に正しい者はいなくなった。皆、ひそかに人の命をねらい/互いに網で捕らえようとする。彼らの手は悪事にたけ/役人も裁判官も報酬を目当てとし/名士も私欲をもって語る。しかも、彼らはそれを包み隠す。・・・息子は父を侮り/娘は母に、嫁はしゅうとめに立ち向かう。人の敵はその家の者だ。しかし、わたしは主を仰ぎ/わが救いの神を待つ。わが神は、わたしの願いを聞かれる。」(ミカ書7:2~7)
これは実際に起こっていることです。特にクリスチャンが激しい迫害に遭遇した時代には、家族の中でキリスト教に改宗したものは、家族からも敵のように見なされましたし、現在でもユダヤ人の中でキリスト教に改宗する者がいると、勘当されたり、家を追い出されたり、村八分のようにされる人がたくさんおられます。
祈り
天の父なる神様、罪と死がこの世界に入って以来、この世界は悪魔や悪霊に支配されてしまい、多くの人々が悪霊の影響を受けるようになっています。そのため神に立ち帰る人たちとの対立が起こるのです。私たちの心の内部においても光と闇、善と悪の対立が起こります。その中で光の内を歩むことが出来ますようにお導きください。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。