8:26 イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」そして、起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった。
8:27 人々は驚いて、「いったい、この方はどういう方なのだろう。風や湖さえも従うではないか」と言った。
私たちも人生の嵐に遭遇することがあり、この弟子たちのように動揺したり慌てふためいてしまうようなことがあるかも分かりませんが、そんな時、私の傍らには、私のことをすべて知っておられて、嵐を鎮めることのできるお方がおられることを覚えていきたいと思います。
弟子たちは、舟が大きく揺れ動く激しい嵐の中、舟が波にのまれそうな中にあって、イエスさまを「主よ」と呼び、「助けてください」と願いました。私たちは、ここに弟子たちの信仰を見ることができます。しかし、その弟子たちの心には、「このままでは私たちは滅びてしまいます」という恐れがあったのです。
そんな弟子たちの思いを受け止められて、イエス様は、「起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった。」のでした。この様子を見ていた人々は驚いて、「いったい、この方はどういう方なのだろう。風や湖さえも従うではないか」と言いました。
イエス・キリストは、この天地を創造された方であり、この世界の生きとし生けるものを今日も育んでいてくださるお方です。風や湖さえも従わせることのできるお方です。
詩編89編には次のように言われています。「万軍の神、主よ/誰があなたのような威力を持つでしょう。主よ、あなたの真実は/あなたを取り囲んでいます。あなたは誇り高い海を支配し/波が高く起これば、それを静められます。」(詩編89編9~10節)
祈り
天の父なる神様、嵐を静められたイエス様を見て「いったい、この方はどういう方なのだろう。風や湖さえも従うではないか」といって人々は驚きましたが、驚きを超えて、あなたを信頼し、委ねる信仰に生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。