8:3 わたしは証ししますが、彼らは力に応じて、また力以上に、自分から進んで、
8:4 聖なる者たちを助けるための慈善の業と奉仕に参加させてほしいと、しきりにわたしたちに願い出たのでした。
「聖なる者たちを助けるための慈善の業と奉仕」というのは、窮乏のうちにあるエルサレム教会のために献金を捧げるとともに、彼らにできる奉仕をするという事です。使徒たちをはじめとするエルサレム教会によってもたらされた福音が、やがて異邦人にも伝えられるようになりましたが、フィリピ、ベレヤ、テサロニケの町々にある異邦人の教会がエルサレムの教会が苦しい状況にあることを聞いて、エルサレムの教会を助けようとしているのです。
「彼らは力に応じて、また力以上に、自分から進んで、聖なる者たちを助けるための慈善の業と奉仕に参加させてほしいと、しきりにわたしたちに願い出たのでした。」このように自分から進んで「事前の業と奉仕」に参加させてほしいと願い出るようになったのは、マケドニア地方の教会が、パウロによって伝えられた福音の豊かさにあずかり、神の恵みに生かされ導かれている教会であったからです。
祈り
天の父なる神様、この世界には様々な民族があり、様々な境遇の人々が暮らしていますが、いずれの人々も神によって命を与えられこの世に生かされ育まれてきた人々です。あなたはそのようなひとりひとりが、様々な違いを超えて愛し合うことを願っておられます。そうした社会を築いていくことが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。