1:9 わたしたちとしては死の宣告を受けた思いでした。それで、自分を頼りにすることなく、死者を復活させてくださる神を頼りにするようになりました。
1:10 神は、これほど大きな死の危険からわたしたちを救ってくださったし、また救ってくださることでしょう。これからも救ってくださるにちがいないと、わたしたちは神に希望をかけています。
パウロはアジア州において受けた苦難によって、「死の宣告を受けた」といえるほどの衝撃を受けました。激しい迫害により生命の危機を経験するようになって、彼は徹底的に自分自身の無力さを知らされたのです。
「それで、自分を頼りにすることなく、死者を復活させてくださる神を頼りにするようになりました。」死の体のうちにある私たちを、真実の意味で救って下さるのは神ご自身であることを知らされたのです。
彼は4節で、「神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。」と述べていますが、この確信は自分自身が実際に神によって救われてきた事実から述べていることなのです。実際に神様は、今も生きて私たちのうちに働いておられるのです。
祈り
天の父なる神様、今日もあなたの御守りと御支えの御手の中で過ごすことのできますことを感謝いたします。死者を復活させてくださる神を頼りにして生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。