13:28 主人は、『敵の仕業だ』と言った。そこで、僕たちが、『では、行って抜き集めておきましょうか』と言うと、

13:29 主人は言った。『いや、毒麦を集めるとき、麦まで一緒に抜くかもしれない。

13:30 刈り入れまで、両方とも育つままにしておきなさい。刈り入れの時、「まず毒麦を集め、焼くために束にし、麦の方は集めて倉に入れなさい」と、刈り取る者に言いつけよう。』」

 

知らないうちに毒麦が蒔かれたのは敵の仕業だと言われています。「敵」とは悪魔・悪霊のことを指しています。僕たちは「では、行って抜き集めておきましょうか」と尋ねました。

 

もしも、毒麦を全て抜いてしまうならば、すべての人が罪と死の支配のもとにあるのですから、そのままではすべての麦が抜き取られてしまうことになるでしょう。主人は、すぐに抜いてしまうのではなく、「毒麦を集めるとき、麦まで一緒に抜くかもしれない。刈り入れまで、両方とも育つままにしておきなさい。」と答えました。

 

主人は、今は毒麦のような状態の麦であっても、良い麦に変わることを期待しているのです。悔い改めて神に立ち帰ることを期待しているのです。2ペトロ3章9節には、「ある人たちは、遅いと考えているようですが、主は約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです。」と言われています。

 

祈り

 

天の父なる神様、毒麦が良い麦となるために、イエス・キリストを遣わして、救いの御業を実現してくださる恵みを感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。