9:6 ところで、神の言葉は決して効力を失ったわけではありません。イスラエルから出た者が皆、イスラエル人ということにはならず、

 9:7 また、アブラハムの子孫だからといって、皆がその子供ということにはならない。かえって、「イサクから生まれる者が、あなたの子孫と呼ばれる。」

 9:8 すなわち、肉による子供が神の子供なのではなく、約束に従って生まれる子供が、子孫と見なされるのです。

 

神様はイスラエルを神の民としてお選びになり、彼らに神の言葉をお与えになり、この歴史の中で彼らをお導きくださいました。

 

この歴史を通しても教えられることは、イスラエルが神に対して不信仰であったとしても、神は彼らに対して誠実にお導きくださったということです。それは「イスラエルから出た者が皆、イスラエル人ということにはならず、また、アブラハムの子孫だからといって、皆がその子供ということにはならない。」と言われているとおりです。

 

イスラエルの中でも、神のみ言葉を聞きそれに従っていった人は少数の人たちにすぎませんでしたが、神はその少数の人たちをお導きくださり、彼らを通して神の救いの御業は実現されていったのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、真実にあなたによって選ばれ、導かれていった人々に神への信仰を与え、イエス・キリストによる救いの恵みにあずかる者としてくださる恵みを感謝いたします。主にあって日々を歩み続ける者とならせてください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。