12:50 イスラエルの人々はすべて、主がモーセとアロンに命じたとおりに行った。
12:51 まさにこの日に、主はイスラエルの人々を部隊ごとにエジプトの国から導き出された。
13:1 主はモーセに仰せになった。
13:2 「すべての初子を聖別してわたしにささげよ。イスラエルの人々の間で初めに胎を開くものはすべて、人であれ家畜であれ、わたしのものである。」
13:3 モーセは民に言った。「あなたたちは、奴隷の家、エジプトから出たこの日を記念しなさい。主が力強い御手をもって、あなたたちをそこから導き出されたからである。酵母入りのパンを食べてはならない。
13:4 あなたたちはアビブの月のこの日に出発する。
いよいよエジプトから脱出することになった最初の日、「イスラエルの人々はすべて、主がモーセとアロンに命じたとおりに行った。」と言われています。
イスラエルの人々の神に対する信仰は、この時最高潮に達していたと言ってもよいでしょう。人々は、神を畏れ、この神に従うという思いを抱いておりました。
数々のエジプトに対する災いも、イスラエルの人々には及ぶことがなく、この出来事を経験してきた人々は、この方こそわが主であるという思いを強く持つようになっていたと思われます。
モーセは神の意向を受けて、「あなたたちは、奴隷の家、エジプトから出たこの日を記念しなさい。」と人々に命じました。これ以後、イスラエルにおいては毎年この日のことを覚えて祭りが行われることになります。
祈り
天の父なる神様、イスラエルの人々がエジプトを脱出したその日は、彼らにとって忘れることの出来ない日となりました。ここからは奴隷としての生活ではなく、神と共に生きる新しい生活が始まります。クリスチャンにとっては、洗礼を受けた日といえるかもしれません。あるいはその前の、悔い改めてイエス・キリストを救い主として信じ受け入れた時、主に在って新しい人生を始めたその日のことです。その時の純粋な思いを忘れずに、朝毎に新しい信仰に生かしてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。