20:3 あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。

20:4 あなたはいかなる像も造ってはならない。上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、いかなるものの形も造ってはならない。

20:5 あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。わたしは主、あなたの神。わたしは熱情の神である。わたしを否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも問うが、

20:6 わたしを愛し、わたしの戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみを与える。

 

神が唯一の神であるならば、当然この戒めが語られることになるでしょう。結婚をした夫婦でも、相手が不倫をしていたり、自分のことを全く気にかけてくれないようなことがあったら、それはあるべき結婚の姿ではないし、夫婦であるということも怪しいものです。

 

この唯一の神が私たちを創造し、私たちを毎日育み、生きるために必要なあらゆるものを与えて生かしてくださっているならば、「あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。」という神の御心は当然のこととして理解できます。

 

偶像の神々は、人間が作り上げたもので、それは実際には人を助けたり、守ったり、生かしたりする力のないものだからです。そのような実際には何の力もない偽りの神々を心のよりどころとすることは空しいことだからです。エレミヤ書10章には偶像のむなしさが記されています。

 

祈り

 

天の父なる神様、人はすべて神と共に生きるように造られましたから、造り主であるあなたに出会うまでは魂の渇きを満たすことが出来ません。自分や他の人だけでは心細いのでさまざまな目に見える偶像をよりどころにしようとしてしまいます。しかし偶像により頼むことは何の力もないばかりか、あなたの前に罪を犯すことです。いのちの主であるあなたに心を向けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。