15:7 偽善者たちよ、イザヤは、あなたたちのことを見事に預言したものだ。
15:8 『この民は口先ではわたしを敬うが、/その心はわたしから遠く離れている。
15:9 人間の戒めを教えとして教え、/むなしくわたしをあがめている。』」
イザヤ書29章13節には、「主は言われた。「この民は、口でわたしに近づき/唇でわたしを敬うが/心はわたしから遠く離れている。彼らがわたしを畏れ敬うとしても/それは人間の戒めを覚え込んだからだ。」と言われています。
ファリサイ派の人たちや律法学者たちは、これ以上考えられないほど熱心に聖書を読みました。神の教えに従って生活しようと、1ミリの隙間も許さないほどの生活を作ろうと志しました。けれども、「その心は遠く離れている」と言われています。
ファリサイ派の人たちは、聖書の文字を一所懸命に追いながら、神の心を受け取ることはありませんでした。そのような人たちに神様は、「どうしてあなたがたの心は、こんなに遠く離れているのか。どうか、戻っておいで。」という思いであったと思います。イエス様が引用なさったイザヤ書の言葉には、神の悲しみ、そしてイエス様ご自身の深い悲しみが込められていると思います。
祈り
天の父なる神様、イザヤの時代も、イエス様の時代も、そして今日も『この民は口先ではわたしを敬うが、/その心はわたしから遠く離れている。という状況は依然として続いています。そうした中にあっても、あなたの御名を心から崇め、あなたの御心に生きていこうとする人たちをお与えくださっていることも確かなことです。口先や表面的なものではなく、まごころからあなたとつながっていく者とならせてください。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。