5:18 イエレドは百六十二歳になったとき、エノクをもうけた。
5:19 イエレドは、エノクが生まれた後八百年生きて、息子や娘をもうけた。
5:20 イエレドは九百六十二年生き、そして死んだ。
5:21 エノクは六十五歳になったとき、メトシェラをもうけた。
5:22 エノクは、メトシェラが生まれた後、三百年神と共に歩み、息子や娘をもうけた。
5:23 エノクは三百六十五年生きた。
5:24 エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった。
5章には、アダムの系図が記されています。〇〇は〇〇年生きて、そして死んだというものです。
人の一生は生まれて死ぬというものです。仮にアダムとエバが罪を犯さなかったら、彼らもその子孫たちも死というものを経験することはなかったことでしょう。
しかし罪の結果、死が人類に入り込んできました。そして死はすべての人を支配するものとなっています。ところが、ここに記されているエノクは、「エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった。」と言われていて、エノクは死んだとは書かれていません。
ヘブライ人への手紙11章には、「信仰によって、エノクは死を経験しないように、天に移されました。神が彼を移されたので、見えなくなったのです。移される前に、神に喜ばれていたことが証明されていたからです。」(ヘブライ11:5)といわれています。彼の生涯の特徴は、「神と共に歩む」ということでした。
祈り
天の父なる神様、エノクが神と共に歩んだように、わたしもあなたと共に歩むものとならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。