41:41 ファラオはヨセフに向かって、「見よ、わたしは今、お前をエジプト全国の上に立てる」と言い、
41:42 印章のついた指輪を自分の指からはずしてヨセフの指にはめ、亜麻布の衣服を着せ、金の首飾りをヨセフの首にかけた。
41:43 ヨセフを王の第二の車に乗せると、人々はヨセフの前で、「アブレク(敬礼)」と叫んだ。ファラオはこうして、ヨセフをエジプト全国の上に立て、
41:44 ヨセフに言った。「わたしはファラオである。お前の許しなしには、このエジプト全国で、だれも、手足を上げてはならない。」
41:45 ファラオは更に、ヨセフにツァフェナト・パネアという名を与え、オンの祭司ポティ・フェラの娘アセナトを妻として与えた。ヨセフの威光はこうして、エジプトの国にあまねく及んだ。
エジプトの王様は、ヨセフに対して「見よ、わたしは今、お前をエジプト全国の上に立てる」と言って、かれに指輪を渡しました。この指輪は今でいう印章にあたるもので、ヨセフは、エジプト王の代理として、これからエジプトの国を治めることになるのです。
「このエジプト全国で、だれも、手足を上げてはならない。」ということは、エジプト全土においてヨセフは誰よりも大きな権限を与えられたということの表明です。
この時王がヨセフに与えた名前「ツァフェナト・パネア」は、神が語られたので、その者は生きているという意味の名前です。ヨセフの生涯は、神によって生かされているということをそのまま証しする生涯でした。
さらに王は、祭司ボチフェラの娘を妻として与えました。当時エジプトの祭司はエジプトにおいて非常に大きな権限を持っていましたが、ヨセフの結婚は、最高階級の1家族にヨセフを結び付けたものです。
祈り
天の父なる神様、エジプトに奴隷として売られたヨセフは、不思議な導きによってエジプトの総理大臣と言える地位につきました。ヨセフはこれまでもこれからも神に忠実に従い抜き、神と共に歩み、多くの人々を救う人物となりました。私たちはこの世的にはヨセフのような地位になくても、あなたは神の子としていてくださいます。あなたの子供としてふさわしく歩むことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。