2:9 わたしたちの中には、パルティア、メディア、エラムからの者がおり、また、メソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、
2:10 フリギア、パンフィリア、エジプト、キレネに接するリビア地方などに住む者もいる。また、ローマから来て滞在中の者、
2:11 ユダヤ人もいれば、ユダヤ教への改宗者もおり、クレタ、アラビアから来た者もいるのに、彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。」
2:12 人々は皆驚き、とまどい、「いったい、これはどういうことなのか」と互いに言った。
9節以下には、どのような国の言葉が話されていたのかが具体的に記されています。ユダヤを中心として、東には、パルティア、メディア、エラム、メソポタミアがありました。また、北には、カパドキア、ポントス、アジア、フリギア、パンフィリアがありました。
また、南には、エジプト、キレネに接するリビア地方があり、西にはローマがありました。そして、また東に戻ってきまして、クレタ、アラビアと記されています。これらの言葉をもって、弟子たちは神の偉大な御業を語っていたのです。ここに記されている地名は、当時のユダヤ人にとって全世界と言えますから、全世界の言葉で弟子たちは神の偉大な御業を語り始めたのです。
弟子たちは、他の国々の言葉で話しだしたわけですが、そこにはひとつの一致があります。他の言葉なのですけども、一つ共通していることがある。それは、神の偉大な御業を彼らが語っていたということです。弟子たちは様々な国の言葉をもって、神の偉大な御業、つまりイエス・キリストの救いの出来事を宣べ伝えていたのです。
イエス様は、1章8節で、「あなた方の上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」と言われました。この言葉が文字通り実現していくのです。
祈り
天の父なる神様、イエス・キリストによってもたらされた福音が、聖霊降臨によってさらに世界中に伝えられ、私たちにも救いの恵みが与えられていることを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。