17:20 ファリサイ派の人々が、神の国はいつ来るのかと尋ねたので、イエスは答えて言われた。「神の国は、見える形では来ない。

17:21 『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」

 

大局的に見れば神の国(神の支配)は、天地創造の前から世の終わりと新天新地がもたらされてからも、全歴史を通して続いているということが出来ます。

 

しかし、人間が神に背いて罪を犯して以来、この世界は罪に覆われてしまい、あらゆる地域、あらゆる分野で問題が生まれてきています。

 

世界の歴史、日本の歴史を振り返っても、繰り返し戦争が起こるような歴史であったことが分かります。エフェソの信徒への手紙6章には、「悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。」(エフェソ6:11~12節)と言われています。

 

悪魔はこの世の支配者であると言われています。しかし、キリストの再臨によってこの世の悪は敗北し、救いの完成する時がやってくるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたは闇と混とんの世界に光をもたらし、天地を創造なさったように、この罪の世界に光をもたらし、神の国をもたらしてくださいます。真実の意味で闇に光をもたらすことが出来るのは神以外にはありません。光と希望をもたらしてくださるあなたの御業を感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。