人間の言い伝えにすぎない哲学、つまり、むなしいだまし事によって人のとりこにされないように気をつけなさい。それは、世を支配する霊に従っており、キリストに従うものではありません。コロサイ2:8

「世を支配する霊に従っており、キリストに従うものではありません。」とありますが、これは、この世界の私たちの有様は、「世を支配する霊」に従うか、それとも「キリスト」に従うか、二つに一つであるということが示唆されています。

前者は、私たちを最終的には滅びに陥れようとするものですし、後者は私たちに希望と将来を与えるものです。ですから、騙されないように「気をつけなさい」と言われています。

様々な事柄が、神から出たものであるのか、それとも人間の言い伝えに過ぎないものであるのかを見極めることが求められています。その判断基準は次の聖句からも見ることが出来るでしょう。

「5:19 肉の業は明らかです。それは、姦淫、わいせつ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、怒り、利己心、不和、仲間争い、ねたみ、泥酔、酒宴、その他このたぐいのものです。以前言っておいたように、ここでも前もって言いますが、このようなことを行う者は、神の国を受け継ぐことはできません。

これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。これらを禁じる掟はありません。」(ガラテヤ5:19~23)

祈り

天の父なる神様、自由であるということは素晴らしいことです。あなたは罪と死のうちに捕らわれていた私たちを、キリストの贖いによって、そうしたものから解放し自由なものとしてくださいました。二度と奴隷のくびきにつながれることがありませんように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。