1:15 エジプト王は二人のヘブライ人の助産婦に命じた。一人はシフラといい、もう一人はプアといった。
1:16 「お前たちがヘブライ人の女の出産を助けるときには、子供の性別を確かめ、男の子ならば殺し、女の子ならば生かしておけ。」
1:17 助産婦はいずれも神を畏れていたので、エジプト王が命じたとおりにはせず、男の子も生かしておいた。
1:18 エジプト王は彼女たちを呼びつけて問いただした。「どうしてこのようなことをしたのだ。お前たちは男の子を生かしているではないか。」
1:19 助産婦はファラオに答えた。「ヘブライ人の女はエジプト人の女性とは違います。彼女たちは丈夫で、助産婦が行く前に産んでしまうのです。」
1:20 神はこの助産婦たちに恵みを与えられた。民は数を増し、甚だ強くなった。
1:21 助産婦たちは神を畏れていたので、神は彼女たちにも子宝を恵まれた。
あらゆるいのちは、そして子供たちは神によって与えられるということが教えられています。
エジプトにおいて、イスラエルの人たちが増え広がっていくのを見て、エジプトの人々は脅威を感じるようになりました。それでエジプトの王様は、イスラエルの民を奴隷として強制的に苦役を課すようになりました。
報酬も与えられず、朝から晩まで鞭で打たれて強制的に労働させられるようになりました。
そればかりではなく、エジプトの王様は、ヘブライ人の助産婦に命じて、「子供の性別を確かめ、男の子ならば殺し、女の子ならば生かしておけ。」という恐ろしい命令を出すのです。
しかし、ヘブライ人の助産婦たちは、神を畏れ敬う人たちでしたので、エジプトの王様の命令に屈することなく、男の子であっても生かしておいたようです。
「神はこの助産婦たちに恵みを与えられた。民は数を増し、甚だ強くなった。助産婦たちは神を畏れていたので、神は彼女たちにも子宝を恵まれた。」と、神が彼らを祝福されたことが記されています。
祈り
天の父なる神様、日々、この自然界にも、私たちのうちにも新しい命を生み出してくださる恵みを感謝いたします。あなたの祝福のうちを歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。
