2:15 こういう人々は、律法の要求する事柄がその心に記されていることを示しています。彼らの良心もこれを証ししており、また心の思いも、互いに責めたり弁明し合って、同じことを示しています。

 

 2:16 そのことは、神が、わたしの福音の告げるとおり、人々の隠れた事柄をキリスト・イエスを通して裁かれる日に、明らかになるでしょう。

 

「律法の要求する事柄がその心に記されている」と言われています。これは生まれながらに出来ていることではなく、神様が私たちの心に働いて、その心そのものを新しくしてくださるということです。

 

イエス・キリストとニコデモとの会話の中で、主イエスは、「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。肉から生まれたものは肉である。霊から生まれたものは霊である。『あなたがたは新たに生まれねばならない』とあなたに言ったことに、驚いてはならない。」(ヨハネによる福音書3:5~7)と言われました。

 

その人の心が聖霊によって新しくされていることは、目に見える事柄ではありません。その人の信仰が確かなものであるかどうかということについても、目に見える形でそれを判断することは出来ませんが、「心が新しくされていること」こそが、私たちの永遠の将来を決定する事柄であることを覚えておきたいと思います。神様との真実なつながりに生きることこそ、私たちにとって重要なことなのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちのうちに働いて、私たちを日々新しくしてくださり、あなたの御心を求めて生きる者、イエス・キリストの似姿に近づく者とならせてください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。