8:12 主はモーセに言われた。「アロンに言いなさい。『杖を差し伸べて土の塵を打ち、ぶよにさせてエジプト全土に及ぼせ』と。」

8:13 彼らは言われたとおりにし、アロンが杖を持った手を差し伸べ土の塵を打つと、土の塵はすべてぶよとなり、エジプト全土に広がって人と家畜を襲った。

8:14 魔術師も秘術を用いて同じようにぶよを出そうとしたが、できなかった。ぶよが人と家畜を襲ったので、

8:15 魔術師はファラオに、「これは神の指の働きでございます」と言ったが、ファラオの心はかたくなになり、彼らの言うことを聞かなかった。主が仰せになったとおりである。

 

エジプトの王様がイスラエルを行かせないと言った後で、次に神は、ぶよの災いを生じさせました。

「アロンが杖を持った手を差し伸べ土の塵を打つと、土の塵はすべてぶよとなり、エジプト全土に広がって人と家畜を襲った。」と言われています。

 

この時も魔術師たちは同じことをしようとしましたが出来ませんでした。それで、エジプトの王様に、「これは神の指の働きでございます」と告げたのです。エジプトの魔術師たちは、悪魔の力を借りて不思議な技を行おうとしましたが、これはまねることが出来ませんでした。

 

悪霊たちは、イエス・キリストが神の御子であることを知っていましたが、ここに出てくる魔術師たちも、モーセとアロンによって行われた技が神からのものであることを認めたのです。

しかし、エジプトの王様は、これを聞いてもイスラエルを行かせようとはしませんでした。

 

祈り

 

天の父なる神様、エジプトの魔術師たちも、悪霊の力によってぶよを呼び出そうとしましたが、モーセやアロンがしたのと同じことは出来ませんでした。それで「これは神によってなされていることだ」と認めざるを得ませんでした。それにもかかわらず、エジプトの王様はイスラエルを行かせようとはしませんでした。自分が神のようになって物事を判断する時に、人はその判断を誤ってしまいます。自分を中心とした生き方ではなく、あなたの御心を基準として、あなたに聞き従うことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。