34:24 町の門のところに集まっていた人々は皆、ハモルと息子シケムの提案を受け入れた。町の門のところに集まっていた男性はこうして、すべて割礼を受けた。

34:25 三日目になって、男たちがまだ傷の痛みに苦しんでいたとき、ヤコブの二人の息子、つまりディナの兄のシメオンとレビは、めいめい剣を取って難なく町に入り、男たちをことごとく殺した。

34:26 ハモルと息子シケムも剣にかけて殺し、シケムの家からディナを連れ出した。

34:27 ヤコブの息子たちは、倒れている者たちに襲いかかり、更に町中を略奪した。自分たちの妹を汚したからである。

34:28 そして、羊や牛やろばなど、町の中のものも野にあるものも奪い取り、

34:29 家の中にあるものもみな奪い、女も子供もすべて捕虜にした。

 

その町の人々の内男性たちはみな、ハモルと息子シケムの提案を受け入れて割礼を受けました。すると3日目に、「男たちがまだ傷の痛みに苦しんでいたとき、ヤコブの二人の息子、つまりディナの兄のシメオンとレビは、めいめい剣を取って難なく町に入り、男たちをことごとく殺した。ハモルと息子シケムも剣にかけて殺し、シケムの家からディナを連れ出した。」と言われています。

 

神を信じて生きたこれまでの族長たち、アブラハム、イサク、ヤコブは、どこにあっても相手を尊重しながら、できるだけその地域の人々との関係を損ねることがないように、いろいろと気を使いながら過ごしてきたのです。しかし、ここでシメオンとレビがやったことは、ヤコブにとっても考えられないような罪でした。

 

シメオンとレビにしてみれば、これでディナの復讐を果たしたという思いだったと思います。しかし、こうした行為はこれまでアブラハム、イサク、ヤコブが神に従って生きてきたようなあり方とは全く異なるものでした。

 

祈り

 

天の父なる神様、神の御心に従ったノアやアブラハム、イサク、ヤコブでしたが、ヤコブの子供たちはとても大きな罪を犯してしまいました。主に従った人たちは謙遜で自分の無力を知っていた人たちでした。アブラハムは多くの財産を与えられましたがそれによって高ぶることなく、祭壇を築いて祈りつつ主の御心を求めて生きたのでした。私たちもそのように生きる者とならせてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。