17:20 イシュマエルについての願いも聞き入れよう。必ず、わたしは彼を祝福し、大いに子供を増やし繁栄させる。彼は十二人の首長の父となろう。わたしは彼を大いなる国民とする。
17:21 しかし、わたしの契約は、来年の今ごろ、サラがあなたとの間に産むイサクと立てる。」
17:22 神はこう語り終えると、アブラハムを離れて昇って行かれた。
神は、イシマエルとその子孫を祝福し、大いなる国民とするけれども、アブラハムに約束された恵みの契約は、イサクに受け継がれると言われました。今日でも、イスラム教の方々やアラブ系クリスチャンの方々は、イエスがパレスチナ人であったと考える人も多いようです。その方々はイシマエルの子孫がイエス・キリストであると主張するのですが、聖書は明らかに、イサクの子孫からイエス・キリストが生まれたことを述べています。
イサクとイシマエルとを比べて、どちらの人間が優れているからということではなく、生まれる前から神はイサクを契約の民として選んでおられたということが分かります。そして、イサクが神への信仰をもって歩み続けることが出来るように導かれたのです。
これは言葉を変えていえば、私たちは、自分自身の能力や功績によってではなく、ただ神の恵みによって救われるということが表されているということが出来ます。
祈り
天の父なる神様、あなたがアブラハムに約束なさったように、サライとの間にイサクが生まれ、やがてその子孫から神のひとり子であるイエス・キリストを生まれさせてくださいました。人間がどれほど罪深く、またサタンの働きがあったとしても、あなたはその約束を必ずはたしていてくださいます。私たちがあなたに信頼し、自分自身をあなたにお委ねして生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。