20:14 アビメレクは羊、牛、男女の奴隷などを取ってアブラハムに与え、また、妻サラを返して、

20:15 言った。「この辺りはすべてわたしの領土です。好きな所にお住まいください。」

20:16 また、サラに言った。「わたしは、銀一千シェケルをあなたの兄上に贈りました。それは、あなたとの間のすべての出来事の疑惑を晴らす証拠です。これであなたの名誉は取り戻されるでしょう。」

20:17 アブラハムが神に祈ると、神はアビメレクとその妻、および侍女たちをいやされたので、再び子供を産むことができるようになった。

 

今日の個所を呼んでも、アブラハムは、神によってあらゆる面で祝福をいただいていたことが分かります。ゲラルの王アビメレクは、アブラハムの妻サラが妻であることを隠して、妹ですと言ったために、サラを王宮に迎え側室にしました。

 

しかし、神の介入によってその過ちを指摘されました。過ちを犯したのはブラハムの方でしたが、ここではむしろアビメレクの方が羊、牛、男女の奴隷などを取ってアブラハムに与えたばかりでなく、「この辺りはすべてわたしの領土です。好きな所にお住まいください。」というのです。銀1千シェケルは、今日では数千万円という金額になります。

 

「祝福が私を追いかけてくる」というような状態です。1コリント1510節には、「神の恵みによって今日のわたしがあるのです。そして、わたしに与えられた神の恵みは無駄にならず、わたしは他のすべての使徒よりずっと多く働きました。しかし、働いたのは、実はわたしではなく、わたしと共にある神の恵みなのです。」と言われています。

 

祈り

 

天の父なる神様、神の御業は、人間の立派さではなく、ただ神の恵みによることを覚えて感謝いたします。あなたの恵みによって今日も生かされ守られていることを信じて生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。