29:32 レアは身ごもって男の子を産み、ルベンと名付けた。それは、彼女が、「主はわたしの苦しみを顧みて(ラア)くださった。これからは夫もわたしを愛してくれるにちがいない」と言ったからである。

29:33 レアはまた身ごもって男の子を産み、「主はわたしが疎んじられていることを耳にされ(シャマ)、またこの子をも授けてくださった」と言って、シメオンと名付けた。

29:34 レアはまた身ごもって男の子を産み、「これからはきっと、夫はわたしに結び付いて(ラベ)くれるだろう。夫のために三人も男の子を産んだのだから」と言った。そこで、その子をレビと名付けた。

29:35 レアはまた身ごもって男の子を産み、「今度こそ主をほめたたえ(ヤダ)よう」と言った。そこで、その子をユダと名付けた。しばらく、彼女は子を産まなくなった。

 

レアはヤコブから愛されてはいなかったようですが、神様はレアを憐れんで彼女に子供を与えてくださいました。レアは、立て続けに、と言っても1年以上は離れていたと思われますが、ルベン、シメオン、レビ、ユダという4人の子供を産みました。

 

ルベンは、「ご覧、息子だ」という意味であり、シメオンは、「聞く、耳を傾ける」という意味があります。シメオンのギリシャ語名はシモンとなります。シモン・ペテロもこの名前がついていますね。レビは「結びついた」という意味ですが、レビの子孫が後の祭司になります。

 

ユダは、主をほめたたえるという意味のヤーダーからとった名前です。ユダ族は後に12部族を指導するようになっていきます。ダビデ、ソロモン、イエス・キリストもユダの子孫となります。

 

祈り

 

天の父なる神様、アブラハム、イサク、ヤコブと祝福を受け継ぐ族長たちが続いた後、ヤコブから生まれる子供たちを12部族として選んでくださり、血縁によるイスラエル民族としてくださいました。かつてはこの民族に啓示してくださったことを、聖書と聖霊によって、福音を伝える多くの人たちによって真理を知らされていることを感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。