16:9 わたしの働きのために大きな門が開かれているだけでなく、反対者もたくさんいるからです。
16:10 テモテがそちらに着いたら、あなたがたのところで心配なく過ごせるようお世話ください。わたしと同様、彼は主の仕事をしているのです。
16:11 だれも彼をないがしろにしてはならない。わたしのところに来るときには、安心して来られるように送り出してください。わたしは、彼が兄弟たちと一緒に来るのを、待っているのです。
エフェソとコリントは地中海を挟んで向かい合っていますから、行こうと思えば、船でエフェソからコリントの隣町であるケンクレアイに行くことができます。けれども、パウロは旅のついでに立ち寄るようなことではなくて、出来れば冬の間中時間をとってコリントに滞在したいと願っていたようです。
パウロの願いがかなえられるかどうか、この時点では分かりませんでしたが、彼はコリントの教会のことを覚えて、彼の愛する弟子であるテモテを遣わそうとしています。テモテはパウロの教えを正しく忠実に理解しているので、コリントの人たちにも教えることが出来るからです。
「だれも彼をないがしろにしてはならない。わたしのところに来るときには、安心して来られるように送り出してください。」と言われています。この時、テモテはまだ若かったようです。
テモテへの第1の手紙でも次のようにテモテに書き送っています。「あなたは、年が若いということで、だれからも軽んじられてはなりません。むしろ、言葉、行動、愛、信仰、純潔の点で、信じる人々の模範となりなさい。」(1テモテ4章12節)。
祈り
天の父なる神様、年が若くても年老いていても、あなたの導きのもとに忠実に歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。