15:12 すると全会衆は静かになり、バルナバとパウロが、自分たちを通して神が異邦人の間で行われた、あらゆるしるしと不思議な業について話すのを聞いていた。
15:13 二人が話を終えると、ヤコブが答えた。「兄弟たち、聞いてください。
15:14 神が初めに心を配られ、異邦人の中から御自分の名を信じる民を選び出そうとなさった次第については、シメオンが話してくれました。
15:15 預言者たちの言ったことも、これと一致しています。次のように書いてあるとおりです。
バルナバとパウロが話しをした後、続いてヤコブが話しをしました。このエルサレム会議において重要なことは、主に異邦人に福音を伝え、異邦人たちの教会において奉仕してきた者たちと、エルサレム教会において奉仕をしてきたペトロやヤコブなどの意見は同じであったということです。
なぜなら、それは聖霊が彼らを導かれたからです。バルナバとパウロの働きについては、これまで使徒言行録において述べられてきたように、神に召され、アンティオキア教会から送り出されて、かなり広い範囲を伝道して回ったことを話したに違いありません。
この書物の著者であるルカは、すでに述べたことの重複を避けるためにここでは彼らの話の詳細は省いています。しかし、これまで述べられてきたように、彼らは明らかに神に召されてこの働きをしてきたのです。
祈り
天の父なる神様、民族の違いや国籍の違いを超えて、私たちの心を一つにしてくださり、一人のまことの神とともに生きる者としてくださることを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。