18:8 モーセはしゅうとに、主がイスラエルのためファラオとエジプトに対してなされたすべてのこと、すなわち、彼らは途中であらゆる困難に遭遇したが、主が彼らを救い出されたことを語り聞かせると、
18:9 エトロは、主がイスラエルをエジプト人の手から救い出し、彼らに恵みを与えられたことを喜んで、
18:10 言った。「主をたたえよ/主はあなたたちをエジプト人の手から/ファラオの手から救い出された。主はエジプト人のもとから民を救い出された。
18:11 今、わたしは知った/彼らがイスラエルに向かって/高慢にふるまったときにも/主はすべての神々にまさって偉大であったことを。」
18:12 モーセのしゅうとエトロは焼き尽くす献げ物といけにえを神にささげた。アロンとイスラエルの長老たちも皆来て、モーセのしゅうとと共に神の御前で食事をした。
祭司のエトロは、エジプトに行ったモーセはおそらくエジプトの王様に殺されてしまうに違いないと思ったのではないでしょうか。しかし、イスラエルの人々を奴隷の状態から解放してくださった様子を見て主なる神を称え、神にいけにえを捧げるようになったことが記されています。
神は私たち人間の常識を超えて働いて下さり、その約束を必ず実現してくださるお方です。エトロは次のように言いました。「主をたたえよ/主はあなたたちをエジプト人の手から/ファラオの手から救い出された。主はエジプト人のもとから民を救い出された。今、わたしは知った/彼らがイスラエルに向かって/高慢にふるまったときにも/主はすべての神々にまさって偉大であったことを。」
当時は、世界の様々な国々で人間が作り上げた偶像があがめられているような状況にありました。エトロもモーセから主なる神のことを聞いていたことでしょうが、ミディアンの祭司と言われてはいましたが、まだまことの神がはっきりとは分からない状態であったと思われます。そしてこの時、モーセが信じあがめている神こそが真の神であることを知ることが出来たのです。
祈り
天の父なる神様、この歴史の中に生きて働かれる御業を覚えて御名を賛美いたします。モーセの時代のみならず、主イエスが救いの御業を実現してくださった新約の時代である今はなおさらあなたこそ主であることを覚えて、あなたの恵みのうちに生きる者とならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。