2:18 主なる神は言われた。「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」
2:19 主なる神は、野のあらゆる獣、空のあらゆる鳥を土で形づくり、人のところへ持って来て、人がそれぞれをどう呼ぶか見ておられた。人が呼ぶと、それはすべて、生き物の名となった。
2:20 人はあらゆる家畜、空の鳥、野のあらゆる獣に名を付けたが、自分に合う助ける者は見つけることができなかった。

人はだれであれ一人で人間らしく生きることが出来るでしょうか。
ロシアでは、かって生まれた赤ちゃんにロボットでミルクはあげるけれども、人間と話したり人間との触れ合いがないとどうなるかを実験したことがありましたが、その赤ちゃんは生まれて1週間もしないうちに死んでしまったそうです。

大人であっても、人は一人だけで生きていくことは非常に困難なことと言えるでしょう。アダムが創造されたとき、彼にふさわしいパートナーを見つけることが出来ませんでした。互いに話し合ったり、喜怒哀楽を共有したり、共に生きるということが経験できるパートナーは、同じく神のかたちに創造された人間でなければならないのです。

同じように知性・感情・意思をもち、言葉によってコミュニケーションを図り、お互いの心が通い合い、互いに愛し合うことが出来る関係を持った人は、偶然や進化などによって生まれるものではありません。

祈り

天の父なる神様、心が通い合うためには、お互いにそのような能力が与えられ、愛し合うことのできる存在として造られたからこそ、私たちはこれまで子孫を残すことが出来ました。人は単に物質があるだけでなく、愛されることなしには人間らしく生きていくことが出来ない存在なのです。愛し合う関係のうちに歩むことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。