16:5 また、彼らの家に集まる教会の人々にもよろしく伝えてください。わたしの愛するエパイネトによろしく。彼はアジア州でキリストに献げられた初穂です。

 16:6 あなたがたのために非常に苦労したマリアによろしく。

 16:7 わたしの同胞で、一緒に捕らわれの身となったことのある、アンドロニコとユニアスによろしく。この二人は使徒たちの中で目立っており、わたしより前にキリストを信じる者になりました。

 16:8 主に結ばれている愛するアンプリアトによろしく。

 16:9 わたしたちの協力者としてキリストに仕えているウルバノ、および、わたしの愛するスタキスによろしく。

 16:10 真のキリスト信者アペレによろしく。アリストブロ家の人々によろしく。

 

ここに出てくる人たちの名前は、聖書の他のところにもあまり出てきませんが、彼らは、命を懸けてイエス・キリストに従い、キリストの福音が広く行き渡って多くの人々が救われることを願っていた人たちです。

 

この当時の教会は、聖書全体を見ても、罪を犯した後の世界においては最も神の御心に忠実な教会(神の民)であったといってもよいでしょう。宗教改革者たちが目指したのも使徒言行録に記されているような初代教会の時代であったということが出来ます。

 

〇〇〇によろしくという挨拶を見る時、国籍の違いや民族の違い、境遇の違いなどを超えて、イエス・キリストにあってひとつになっている教会の姿を見ることが出来ます。さらに神様は、時代を超えてあらゆる人々を神の民としてひとつの家族にしてくださるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、心の思いを分かり合えないという事で悩んでいる人々が多いこの世界にあって、主にあってひとつとされる恵みを感謝いたします。主にあって主と共に歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。