5:20 律法が入り込んで来たのは、罪が増し加わるためでありました。しかし、罪が増したところには、恵みはなおいっそう満ちあふれました。

 5:21 こうして、罪が死によって支配していたように、恵みも義によって支配しつつ、わたしたちの主イエス・キリストを通して永遠の命に導くのです。

 

律法が与えられたために、人間の思うこと行うことが罪にまみれたものとなってしまっているということが明らかになりました。

 

律法に基づいて自らの姿を振り返る時、罪の自覚が生まれるとともに、神の恵みがどれほど豊かな者であるのかを知らされるのです。

 

罪はそのまま死と結びついたものですから、罪と死の現実を知れば知るほど、神が実際にこの歴史に働いて、私たちに救いの恵みを与えてくださること、そして神の恵みにより頼むことを教えられます。

 

罪の支配、死の支配から、私たちを解放し、義の支配、いのちの支配のもとに導かれるのは、ただイエス・キリストの恵みによる以外にはないのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、罪と死の支配の現実に向き合う時、私たちはイエス・キリストによる救いの恵みが与えられていることを、感謝をもって受け入れるように導かれていきます。まさに、律法は、私たちをキリストに導く養育係です。あなたの恵みを感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。