11:12 彼が活動し始めたときから今に至るまで、天の国は力ずくで襲われており、激しく襲う者がそれを奪い取ろうとしている。
イエス様は、「彼が活動し始めたときから今に至るまで、天の国は力ずくで襲われており、激しく襲う者がそれを奪い取ろうとしている」と言われました。ここには罪がこの世界に入って以来、悪魔がこの世界の支配者であるかのようにこの世において、多くの人々に影響を及ぼして神に敵対する働きをしていることが表されています。
21章には、「ぶどう園と農夫のたとえ」が記されています。農夫たちがぶどう園を自分のものとするために、主人から遣わされた僕たちを殺してしまったように、さらには、主人の息子を殺してしまったように、天の国は力ずくで襲われているのです。
そのような中で、洗礼者ヨハネは首を切られ、イエス様も十字架につけられてしまいました。神様の御支配ではなくて、自分の支配を打ち立てようとする力ある者たちが、その力によって、天の国を奪い取ろうとしている。力ある者たちは、自分を神として崇めることによって、自分に絶対的な服従を求めることによって、神の国を奪い取ろうとしているのです。
ヨハネの黙示録に記されているように、現在もなお悪魔や悪魔崇拝者たち、政治的・宗教的権威と結びついた権力者たちによって、真実を語ろうとする者は迫害に遭遇したり、殺されたりする現実があります。キリストに従おうとする者たちは、そのような激しく襲う者たちと戦っていかなくてはならないのです。
祈り
天の父なる神様、イエス・キリストが再臨されてすべての悪を裁かれる時まで光と闇との対立は続きますが、私たちは光の側に立って、信仰の戦いによってあなたの恵みの内を歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。