11:7 男は神の姿と栄光を映す者ですから、頭に物をかぶるべきではありません。しかし、女は男の栄光を映す者です。

 11:8 というのは、男が女から出て来たのではなく、女が男から出て来たのだし、

 11:9 男が女のために造られたのではなく、女が男のために造られたのだからです。

 11:10 だから、女は天使たちのために、頭に力の印をかぶるべきです。

 

神様が人類を創造されたときに言われた言葉として創世記2章には、「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」(創世記2章18節)「人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。」(同22節)と言われています。今日の聖句で、「男が女から出て来たのではなく、女が男から出て来たのだし、男が女のために造られたのではなく、女が男のために造られたのだからです。」と言われているのは、創世記2章にあるみ言葉に通じるものです。

 

続いて、「女は天使たちのために、頭に力の印をかぶるべきです。」と言われています。ヘブライ人への手紙第2章14節には、「天使たちは皆、奉仕する霊であって、救いを受け継ぐことになっている人々に仕えるために、遣わされた」者たちでありました。その天使たちのために、男の栄光を映す者である女は頭に力の印をかぶるべきであるとパウロは言うのです。ここでは「かぶり物」が「力の印」と言い換えられています。

 

ここで力と訳されている言葉は、エクスーシアという言葉で、「自由」、「権利」を表す言葉です。女性はかぶりものを身に着けることによって、自由のしるし、権利のしるしを身に着けているというのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたは人間を男と女に創造されました。今日ではそうした区別をなくそうとするような動きもありますが、男として、女としてそれぞれを大切にしながらあなたの御心のうちに歩むことが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。