初めに、神は天地を創造された。(創世記1:1)、主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。創世記2:7
神が創造主であるということは、ユダヤ人たちにとっては自明のことです。また、キリスト教やイスラム教を信じる人たちも、神を創造主であると認めていますから、世界では、60%以上の人たちは、この世界も自分自身も神によって創造されたと信じていることになります。
今日の成句には、初めに神が、とあるように、この世界も、人類の歴史も、人間自身も神によって創造された。これが人類の起源であるといわれています。人は、進化の過程で次第に人間になってきたというのではなく、神は初めから完成された人間として人を創造されたというのです。これは人間に限ったことではありませんが、不完全なものは子孫を残すことができません。
長い間かかって人間になっていったという説明を聞くことがありますが、実際には、人間の遺伝子操作などによってできたものを除けば、基本的に不完全な生物はありません。たとえその人が障害を持っていてもそれは不完全な人間ということではありません。その証拠に、人はどの民族でも結婚して子孫を残すことはできますし、輸血をして他の人の命を救うこともできるのです。
しかし、サルから人間へと進化したという仮説が真実であるならば、今でも世界のあちらこちらに、サルが20%人間が80%、サルが45%、人間が55%などという生物がいるはずだと思われますが、そのような生物はどこにもいないのです。もしも突然変異によってサルが20%人間が80%というようなものが出現したとしてもそのようなものは子孫を残すことはできません。サルと人間を掛け合わせて子孫を残すことも不可能です。人は初めから完成された人間として神によって創造されたのです。
祈り
天の父なる神様、あなたが私の創造主であるゆえに、父と呼ぶことができます。しかし、今日も私たちを養い育ててくださっている父を見失い、感謝もせず、心が暗くなっている人がいかに多いことでしょうか。そのような方々が真の神に心を向けることができますように。
主イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。