49:31 そこに、アブラハムと妻サラが葬られている。そこに、イサクと妻リベカも葬られている。そこに、わたしもレアを葬った。

49:32 あの畑とあそこにある洞穴は、ヘトの人たちから買い取ったものだ。」

49:33 ヤコブは、息子たちに命じ終えると、寝床の上に足をそろえ、息を引き取り、先祖の列に加えられた。

 

ヤコブは、自分がこの世の生涯を終えた時には、この亡骸を、先祖であるアブラハム、イサク等が葬られているマクペラの洞穴に葬ってほしいとヨセフにお願いしました。

 

これは単に先祖たちのところにという思いだけではなく、神が約束してくださった地はカナンの地であることを覚えて、信仰による決断としてこのようにお願いしたのであろうと思います。

 

神は、アブラハムに約束の地カナンを与えると言われ、彼を祝福の基とすることを約束されました。しかし、実際に神が与えてくださる約束の地は、天の都であることも教えられています。ヘブライ人への手紙11章には次のように言われています。「ところが実際は、彼らは更にまさった故郷、すなわち天の故郷を熱望していたのです。だから、神は彼らの神と呼ばれることを恥となさいません。神は、彼らのために都を準備されていたからです。」

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたが約束してくださった乳と蜜の流れる地カナンの地とは、この世において実現されるものではなく、この世を去った後に用意されている天の都です。私たちも天の都を待ち望みつつ、天に宝を蓄えるような生き方をすることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。