49:27 ベニヤミンはかみ裂く狼/朝には獲物に食らいつき/夕には奪ったものを分け合う。」

49:28 これらはすべて、イスラエルの部族で、その数は十二である。これは彼らの父が語り、祝福した言葉である。父は彼らを、おのおのにふさわしい祝福をもって祝福したのである。

49:29 ヤコブは息子たちに命じた。「間もなくわたしは、先祖の列に加えられる。わたしをヘト人エフロンの畑にある洞穴に、先祖たちと共に葬ってほしい。

49:30 それはカナン地方のマムレの前のマクペラの畑にある洞穴で、アブラハムがヘト人エフロンから買い取り、墓地として所有するようになった。

 

最後に祝福したのはベニヤミンでした。最愛の妻リベカによって生まれた子供はヨセフとベニヤミンであり、彼はこの二人の子供を溺愛していたようです。ヨセフにはたくさんの祝福の言葉がありましたが、ベニヤミンについてはそれほどのことはないようです。神による祝福の言葉ですから、ヤコブの個人的な感情によるものではないことが分かります。

 

ベニヤミンを祝福して、12人全員を祝福し終わると、ヤコブは、自分がなくなったら、「カナン地方のマムレの前のマクペラの畑にある洞穴」に自分を葬ってくれるように子供たちにお願いしました。

 

イスラエル人の落ち着くところは、如何にそれが住みやすいところであったとしてもエジプトではなく、神によって約束されたカナンの地であることが示されています。

 

祈り

 

天の父なる神様、ヤコブはやがてイスラエルと呼ばれるようになり、彼の子供たちがイスラエルの12部族として広がっていきました。血縁のイスラエルはこのように広がっていきましたが、イエス・キリストを信じる霊のイスラエルは、さらに世界中に広がっていくことになりました。このように主の民が広がり、さらにあなたによって救われる民が広がっていきますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。