14:20 兄弟たち、物の判断については子供となってはいけません。悪事については幼子となり、物の判断については大人になってください。

 

「物の判断については子供となってはいけません。」と言われています。私たちは例外なく子供の時には自己中心です。それが大人になるにつれて、他の人々のことを考えたり、相手の立場に立って物事を考えることが出来るようになっていくのです。

 

コリントの教会の人々の中には、他の人の子とは考えないで異言を語る人たちがいたようです。そうした人たちに、大人としての判断によって、他の人に伝わるように言葉を語りなさいと述べているのです。

 

続いて、「悪事については幼子となり、物の判断については大人になってください。」と言われています。大人としての判断が出来るようになるとともに、悪事においては子供になるようにと言われています。悪に染まらないように、悪の道には行かないようにと勧めているのです。

 

もう一方で、主イエスは、「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国でいちばん偉いのだ。わたしの名のためにこのような一人の子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。」(マタイ1835)と言われました。

 

悪事においては大人のようになり、神を求めることにおいては幼子のようになることが求められているのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、悪事においては大人のようになり、神を求めることにおいては幼子のようになることが出来ますように、聖霊によってお導きください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。