26:33 するとペトロが、「たとえ、みんながあなたにつまずいても、わたしは決してつまずきません」と言った。
26:34 イエスは言われた。「はっきり言っておく。あなたは今夜、鶏が鳴く前に、三度わたしのことを知らないと言うだろう。」
26:35 ペトロは、「たとえ、御一緒に死なねばならなくなっても、あなたのことを知らないなどとは決して申しません」と言った。弟子たちも皆、同じように言った。

イエス様が「今夜、あなたがたは皆わたしにつまずく。『わたしは羊飼いを打つ。すると、羊の群れは散ってしまう』」と言われたとき、この御言葉を聞いて、ペトロはこう言いました。「たとえ、みんながあなたにつまずいても、わたしは決してつまずきません」。

ペトロは、「他の弟子たちがあなたのもとから去って行くようなことがあっても、わたしはあなたのもとを去って行くようなことはありません」と言ったのです。そのペトロにイエス様はこう言われます。「はっきり言っておく。あなたは今夜、鶏が鳴く前に、三度わたしのことを知らないと言うだろう」。

鶏は朝を告げる鳥ですから、鶏が鳴く前にとは、夜が明ける前にということです。また、「三度」イエス様のことを知らないということは、イエス様との関係を完全に否定することを意味します。イエス様は、ペトロが、夜が明ける前に、御自分との関係を完全に否定すると予告されたのです。

それに対して、ペトロはこう言いました。「たとえ、御一緒に死なねばならなくなっても、あなたのことを知らないなどとは決して申しません」。このように言ったのは、ペトロだけではありませんでした。他の弟子たちも皆、同じように言ったのです。

祈り

天の父なる神様、ペトロは、「たとえ、みんながあなたにつまずいても、わたしは決してつまずきません」。「たとえ、御一緒に死なねばならなくなっても、あなたのことを知らないなどとは決して申しません」。と言いましたが、実際にイエス様が捕らえられる時には、その場から逃げ出し、十字架につけられる頃にはイエス様を否んでしまします。私たちの同じようにイエス様に背いてしまうことがありますが、いつも悔い改めてあなたのもとに立ち帰ることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。