思慮深い人は知識を隠す。愚かな心はその無知を言いふらす。

勤勉な手は支配し/怠惰な手は奴隷となる。

心配は人をうなだれさせる。親切な言葉は人を喜ばせる。箴言12:23~25

「思慮深い人は知識を隠す」というのは、多くの方がそのように感じているのではないでしょうか。自分の知識をひけらかすような人は、自分が中心であるかのような思いが心にあるために、他者のことに関心を持ったり、配慮することに欠ける傾向があるように思われます。

「心配は人をうなだれさせる」というのも、多くの方がうなづけることではないでしょうか。心配が深ければ深いほど、心がうなだれるような思いになることがあります。その心配の元となっている原因を取り去り、解決に向かいたいと思いながらも、途方もないような大きな問題に直面して、自分の無力を感じることもあるのではないでしょうか。

けれども、自分の無力を感じるようになることは、決してマイナス面ばかりではありません。このことによって、人の痛みが分かるようになり、他の人への配慮が出来るものへと変えられていくのです。しかも、自分に頼るのではなく、真実にわたしを助け、生かしてくださる方に心を向けることが出来るようになるのです。ここから、真実に自分を愛し、人を愛する事を教えられていくのです。

祈り

天の父なる神様、新しい日々を与えられ、生かされていることを感謝いたします。目が開かれて、真実のものを見ることが出来ますようにお導きください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。