6:4 当時もその後も、地上にはネフィリムがいた。これは、神の子らが人の娘たちのところに入って産ませた者であり、大昔の名高い英雄たちであった。

6:5 主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っているのを御覧になって、

6:6 地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。

6:7 主は言われた。「わたしは人を創造したが、これを地上からぬぐい去ろう。人だけでなく、家畜も這うものも空の鳥も。わたしはこれらを造ったことを後悔する。」

 

1章31節で、「神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。」と言われているように、神が創造された世界は、当初は神がご覧になっても極めて良いものでした。

 

しかし、人類に罪が入ってからは、この世界全体が罪に汚染されてしまいました。今、私たちが住んでいる世界は、よいものと悪いものが同居している世界です。

 

「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。」(詩編19:1)とあるように、神が造られたこの世界は今も御手のわざによって驚くべき調和のうちに命を生み出すものとなっています。

 

そして、私たちがこのように暮らしていくことが出来る背後には、至るところに神の守りの御手があることを思いますが、人の悪が増大してきたことを見て、神はノアとその家族を除いて、罪あるすべてのものを滅ぼそうとなさいます。これは、神が罪を裁くお方であり、この世界の「義」を守る方であることを示しています。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたは愛の神であられるとともに、義の神でもあられます。罪ある私たちを愛するがゆえに、ひとり子イエス・キリストをお送りくださり、人としてのキリストのご生涯と十字架の死と復活によって、私たちの罪を赦し、義を満たしてくださる恵みを感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。