12:1 とかくするうちに、数えきれないほどの群衆が集まって来て、足を踏み合うほどになった。イエスは、まず弟子たちに話し始められた。「ファリサイ派の人々のパン種に注意しなさい。それは偽善である。

 

イエス様の周りには、「数えきれないほどの群衆が集まって来て、足を踏み合うほど」になりました。この群衆たちは、イエス様がなさる病気の癒しや悪霊の追い出しなどを見て、またその教えを聞きたいと思って集まった人たちでした。

 

多くの人々は、イエス様に対して好意的であり、預言者のひとりではないか、優れた教師だというような考えの人が多かったようです。神から遣わされた人に違いないという思いを持った人も少なくなかったことでしょう。

 

これに対して、当時の宗教指導者であるファリサイ派の人々や律法学者たちは、イエス様による激しい批判を聞いたり、イエス様やお弟子さんたちの言動を見て、敵意を抱くようになっていました。ここでもイエス様は、彼らのことを偽善者であると指摘し、彼らに注意するように促しておられます。

 

祈り

 

天の父なる神様、この世界には、表面的にはきれいな美しい言葉を語りながら、内面は汚れてしまっているような人たちがあふれているように思われます。ファリサイ派の人々や律法学者は偽善であると言われましたが、私たちにもそのような要素があることを思います。無垢な心で神を愛し人々を愛することが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。