1:6 神は言われた。「水の中に大空あれ。水と水を分けよ。」
1:7 神は大空を造り、大空の下と大空の上に水を分けさせられた。そのようになった。
1:8 神は大空を天と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第二の日である。
1節で、「神は天地を創造された」と語られ、その創造のあり様をさらに詳細に述べていくようになっています、第1日、第2日、第3日というように6日間で人間以外の者が創造され、7日目にあらゆるものが創造され、人が暮らすことが出来る条件が全て整えられた後で人間が創造され、神による創造の御業が完成されました。
神学者たちの中には、この1日が何億年というような長い時間をかけて造られたと考える人もあれば、今の1日と同じ24時間を指していると考える人もありますが、前者の見解は、進化論的な考え方の影響を受けているように思われます。
私は、神による創造は、神が意思し、言葉をかけると一瞬にしてそれは造られたに違いないと思います。それは、例えば主イエスが生まれつき目の見えない人に向かって、「見えるようになれ」と言われるとすぐに見えるようになったのと同じです。
詩篇148編4節にも「天の上なる水」という表現が出てきます。永井俊哉氏は旧約聖書の背景にある、当時の人々の宇宙観を次のような図で示しています。
祈り
天の父なる神様、この世界を生命の宿るところとして創造し、ここに私たちを住まわせてくださる恵みを感謝いたします。生かされている恵みを覚えて、主に在ってこの日々を歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。