8:6 ほかの種は石地に落ち、芽は出たが、水気がないので枯れてしまった。

8:7 ほかの種は茨の中に落ち、茨も一緒に伸びて、押しかぶさってしまった。

 

石地に落ちた種は、薄く土が覆っていたとしてもほとんど根を張ることが出来ませんから、たとえ芽が出たとしてもかれてしまいます。

 

いばらが生えているところに落ちた種は、先に茂っている茨に覆われてしまいますので、これも芽を出して成長していくことが出来ません。

 

いずれにしても、石地やいばらが生えている地面に落ちた種は、成長していくことが出来ません。地面そのものを耕すなり、場所を変えて種をまくなりしなければ、その種は無駄になってしまいます。

 

これは種まきのたとえですが、福音の種という素晴らしい種がまかれても、それが芽を出して成長していくためには、それが蒔かれた地面である私たちの心がどのようにその種である福音(みことば)を受け止めていくのかが大きなカギになるということです。

 

祈り

 

天の父なる神様、種がまかれた地を耕して、罪を自覚させ、悔い改めに導き、福音の種が芽生え、信仰に生きるようにしてくださるのは聖霊の御恵みであることを思います。ただ恵みによって救われるという道をあなたが開いていてくださることを感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。