9:33 モーセは、ファラオのもとから退出し町を出ると、両手を広げて主に祈った。すると、雷も雹もやみ、大地に注ぐ雨もやんだ。
9:34 ファラオは、雨も雹も雷もやんだのを見て、またもや過ちを重ね、彼も彼の家臣も心を頑迷にした。
9:35 ファラオの心はかたくなになり、イスラエルの人々を去らせなかった。主がモーセを通して仰せになったとおりである。
エジプトの王様が許可を出したので、モーセはイスラエルの人々が町を出てから神に祈り、雷と雹の災いを止めるように祈りました。すると、雷も雹も止みましたが、雷と雹がやんだのを見ると、エジプトの王様は、イスラエルを行かせようとはしませんでした。
ここにも、「ファラオの心はかたくなになり、イスラエルの人々を去らせなかった。主がモーセを通して仰せになったとおりである」と言われています。
これほどの災いを受けながらも、しかもそれが神によって起こされたものであることを認めながらも、エジプトの王様は、自分の過ちを認めることも、イスラエルを解放することも拒みました。心が頑なになるということは恐ろしいことだと思います。
王様がこれほど頑なになったために、エジプト中の人々が災いに遭遇することとなったのです。私たちには、頑なになった心はないでしょうか。かたい心が柔らかい心に変えられますように。
祈り
天の父なる神様、あなたの憐みによってこの時のイスラエルのように、私たちは、信仰によって神の裁きである災いの外に置かれていることを感謝いたします。私たちの力によっては罪の巨大な力からの脱出は出来ませんが、あなたの恵みによって解放され、自由とされていることを感謝いたします。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。