7:18 良い木が悪い実を結ぶことはなく、また、悪い木が良い実を結ぶこともできない。

7:19 良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。

7:20 このように、あなたがたはその実で彼らを見分ける。」

 

イエス様は、「良い木が悪い実を結ぶことはなく、また、悪い木が良い実を結ぶこともできない。良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる」と言われました。では、「良い実と悪い実を見分ける基準」とは何でしょうか?この基準とは、モーセのような預言者、いや、モーセにまさる預言者であるイエス・キリストの教えがその基準なのです。

 

これまで読み進めてきたイエス・キリストの教えそのものが基準であると言えます。イエス様の教えにかなう教えを語り、イエス・キリストの行いにかなう行いをするものはよい木であるといえます。

 

旧約時代にも偽預言者がたくさん出てきましたが、新約の時代もそれは同じことです。新約聖書の言葉は、偽預言者から教会を守るために記された言葉であると言ってもよいでしょう。

 

ヨハネ第1の手紙4章1節以下には次のように記されています。「愛する者たち、どの霊も信じるのではなく、神から出た霊かどうかを確かめなさい。偽預言者が大勢世に出て来ているからです。イエス・キリストが肉となって来られたということを公に言い表す霊は、すべて神から出たものです。このことによって、あなたがたは神の霊が分かります。イエスのことを公に言い表さない霊はすべて、神から出ていません。これは、反キリストの霊です。かねてあなたがたは、その霊がやって来ると聞いていましたが、今や既に世に来ています。子たちよ、あなたがたは神に属しており、偽預言者たちに打ち勝ちました。なぜなら、あなたがたの内におられる方は、世にいる者よりも強いからです。偽預言者たちは世に属しており、そのため、世のことを話し、世は彼らに耳を傾けます。わたしたちは神に属する者です。神を知る人は、わたしたちに耳を傾けますが、神に属していない者は、わたしたちに耳を傾けません。これによって、真理の霊と人を惑わす霊とを見分けることができます。」(1ヨハネの手紙4:1~6)

 

祈り

 

天の父なる神様、神に属する者としてこの生涯を歩み通すことが出来ますようにお導きください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。