2:16 主なる神は人に命じて言われた。「園のすべての木から取って食べなさい。
2:17 ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」
神はアダムに、エデンの園にあるすべての木からとって食べてもよいが、「善悪の知識の木」からだけは取って食べてはならない。それを食べると必ず死んでしまうと言われました。
「善悪の知識」とは、生と死、健康と病気、多産と不妊、すなわち将来の善と悪、希望と絶望に関するものです。こうした知識は人間の知識に及ばないものなので、これを食べると神のようになれると蛇は表現しています。
蛇は、動物のうちでもっとも狡猾であると言われていますが、蛇は占いや魔法の象徴でもありました(出エジプト記7:11~12参照)。蛇に宿った悪魔は、エバを誘惑し、エバはその誘惑にはまって善悪の知識の木から食べた時、彼女も同じくこれを食べたアダムも罪を犯し、神との関係が損なわれ、霊的に死んだものとなってしまいました。
祈り
天の父なる神様、善悪の知識の木からとって食べることは、すなわちあなたの御心に背くことであり、あなたの御手を超えて自分が神のようにふるまおうとすることでもありました。今もなおそのような罪を犯し続けていることを思います。そのような罪人が救い主を必要としていることを心から覚えることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。