31:6 あなたたちも知っているように、わたしは全力を尽くしてあなたたちのお父さんのもとで働いてきたのに、

31:7 わたしをだまして、わたしの報酬を十回も変えた。しかし、神はわたしに害を加えることをお許しにならなかった。

31:8 お父さんが、『ぶちのものがお前の報酬だ』と言えば、群れはみなぶちのものを産むし、『縞のものがお前の報酬だ』と言えば、群れはみな縞のものを産んだ。

31:9 神はあなたたちのお父さんの家畜を取り上げて、わたしにお与えになったのだ。

 

ラバンは、結納(ヤコブの14年間の奉仕)を受け取る時だけは習慣に従いましたが、その後は、羊をやるからこれからも働いてくれるようにヤコブにお願いしました。

 

ヤコブはその後もさらに6年間ここで働くことになりますが、この時は打算的で父親らしく振舞わず、娘に持産物(群れ)を与えるという習慣を守りませんでした。

 

「わたしをだまして、わたしの報酬を十回も変えた。」とヤコブが述べているように、ラバンは自分が有利になるように条件を変えていきました。しかし、それにもかかわらず、神はヤコブを祝福してくださったので、ヤコブはたくさんの家畜を自分のものとするようになっていったのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたはあらゆる命を生み出し、これを育んで下さいます。ヤコブを祝福し、彼の所有する家畜をたくさん増やしてくださったように、私たちの暮らしにおいてもたくさんの恵みを与えていてくださいます。「数えてみよ主の恵み」という歌がありますが、日々与えられているあなたの恵みを数えて生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。