「わたしは、父が与えてくださった多くの善い業をあなたたちに示した。その中のどの業のために、石で打ち殺そうとするのか。」ヨハネによる福音書10章32節

主イエスは、その生涯の間、父なる神の御心に100%叶う善い業をなさってその日々を過ごされました。それは一言でいえば、「人々に仕え、人々を愛する生活」です。 具体的には、聖書のみことばを解き明かし、病の人々を癒し、悪霊を追い出し、神とともに生きるあり方を身をもって示してくださいました。

けれども、不条理なことですが、正しいことをする人、神の御心に従おうとする人は迫害を受けるようになります。旧約聖書に出てくる預言者たちも、新約聖書に出てくる使徒たちや初期のキリスト者たちも、またその後の教会やキリスト者たちも迫害を受けてきたのです。

神は、アダム(人類)にこの世界を管理する権能を委ねてくださいましたが、人類が罪を犯して以来、悪魔がその権能を人類から奪ってしまったからです。悪魔はその意味では、この世の支配者であり、多くの人々がこれに従っているのです。こうした悪魔に抵抗し、主の御心を選び取って生きるように勧められています。

祈り
天の父なる神様、この世界や日本の歴史を振り返るとき、正しいものが迫害に遭うこと、そして今でも世界の各地でキリスト者に対する迫害が続いていることを知らされますが、どのような時にも、真実を語り、正義と愛に生きることができますようにお導きください。 イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。